リメンバー『Bridge』1st Anniversary Party

2008年9月22日に二丁目の『非常口』で行われた『Bridge』1周年パーティの模様をお伝えします。フライヤーを見た人が思わず「すごい!」と声を上げる豪華キャストたちが最高に素晴らしい演奏やパフォーマンスを繰り広げ、マスター・みつあきさんのお母様も登場したりと、本当にあたたかでハッピーな一夜でした。そこには、作り物じゃない本物の「夢と魔法」、そして愛と美と心がありました。 (Photo : kit)


G.O.Revolution(左)とべーすけさん(右)による司会でショータイムがスタート。まずはマスター・みつあきさん(中)からのごあいさつ。


ここで、みつあきさんのアイカタさんが手を引き、お母様が登場! みつあきさんにも知らされてなかったそうで(サプライズです)、なんとも感動的な幕開けとなりました。


華麗なるショータイムのトップバッターは、プロのJAZZシンガーとしてご活躍されている金丸正城さん。「男性ジャズ・ヴォーカル界のヴェテランかつ実力ナンバー・ワン」と評され、「レッツ・フライ・アウェイ:コール・ポーター作品集」も好評を博しました。とろけるようなビロードのスィートヴォイスにヤラれ、「ニューヨークニューヨーク」ではグッとくるものがありました。


次に登場したのは、もはや説明不要なゲイシーンの寵児にして天才エンターテイナー、ブルボンヌ。三田佳子のあとにナウシカという同じSEXネタを持ってきて間を映像でつなぐという絶妙な流れで、会場をドカンドカンとテポドン級の笑いで爆破しちゃってました(みつあきさんのお母様も笑いながらご覧になっていました)


一部のトリはDAISHIさん。『ArcH』のゲイナイトでGO-GO BOYとして活躍してきたイケメンです。いわゆる女性によるフラダンスとは違う、男性バージョンのフラを披露してくれたのですが、本当に力強くてカッコいい踊りで、ウットリと見惚れてしまいます。ときどき見せる満面の笑顔に悩殺されました。


二部のトップバッターはエスムラルダ。こちらも説明不要ですが、日本で唯一のホラー系女装にして東京都公認大道芸人。全国行脚に忙しい人気クイーンです。 今回はレインボー祭りなどでおなじみの小芝居(笑)を披露。題して「時をかける非常口の魔法使い」。楽屋にラベンダーの香りが立ちこめると、そこは異世界…生首が飛ぶ「オペラ座の怪人」や「Enough is enough」というホラーショーが繰り広げられ、無理矢理ハッピーに終わる抱腹絶倒のショートストーリーでした。


続いてニコル。彼女は本場エジプトの大会で優勝したりという世界的なベリーダンサーで、『セレブレィション』や『RED』周年パーティ@ageHa、『RUSH CRUISE』@コマ劇場などにも登場してきた超フレンドリーな美女です。 剣を頭とか腕に載せたまま落ちないようにくるくる回ったり、のけぞったり、腰を揺らしたり、髪を振り乱したり、何度観てもアガります。さすがは世界が熱狂する本物のエンターテイナー。終わってから「あれやりたい!」と言う人、続出でした。


GO-GOショーがまた素晴らしかった! この時のフライヤーのモチーフになっていた『ブロークバック・マウンテン』をイメージした親方&霧彦さんのショーは、単にエロいということを超えた、映画の世界をフラッシュバックさせるせつないラブストーリーを表現していました。正直、感動で涙がこぼれました。GO-GOショーで泣いたのって、生まれて初めてかも!


イニスとジャックのせつない恋の後は現代の底抜けに明るい体育会系ボーイの登場。TADASHI(KONG兄やん)&翔さんがアメフトのコスチュームで登場し、マドンナの『Give It 2 Me』に合わせてプチライブみたいな雰囲気でノリノリのポップなショーを繰り広げ、あの二人にしかできない新しいショーのカタチで魅了してくれました。


プレゼントタイムがスタート。ブリッジのボトル券、1ヶ月ワイン飲み放題券、KongビデオDVD3本など、本気でお客さん大喜び!な豪華抽選会でした。 抽選会終了後はスタッフの方が用意したみつあきさんのバースデイサプライズ。51本のろうそくが立った超特大のケーキ(たぶん数万円の品)と、jiroさんに描き下ろしてもらったブリッジのお店の絵が贈られ、みつあきさんも感激!


いよいよ大詰め。ボサノバの歌姫、上田裕香さんが登場。 オペラとかジャズとも違うノドの奥から響き渡るような、今まで聴いたことないような歌声に聴き惚れました。そして、人前で歌うのはまったく初めてと言うみつあきさんが、彼女とのデュエットでスペシャルな歌を披露してくれました。


バー『キヌギヌ』からお越しくださったシンスケ&まーさん。 チェロとピアノの二重奏で、「ニューシネマパラダイス」などの映画音楽を聴かせてくれたのですが、これがもう、至福。大好きな音楽をイケメン演奏者が目の前で奏でてくれるって、これ以上ないくらい贅沢。濡れました。


トリをつとめたのはバビ江ノビッチ。宙吊りで空も飛ぶし、クレオパトラにもカイリーミノーグにもビッグママにもなる、想像を絶する「アゲ系」クイーンです。 このときはリル・グランビッチ、セレビッチ・カナリヤと一緒に定番のゴージャス系ショーを披露しつつ(羽根がデカすぎてステージが埋まっちゃう系)、合間に「津軽海峡冬景色」の極寒竜飛岬ロケビデオを上映し、観客を熱狂させました。ブラボー!のひとこと。


DJ陣も素晴らしくゴージャスで、A-ICHIさん、DAIさん、KIICHIさんのプレイでみんなキモチよく盛り上がりました。土曜でもないのに最後まで残って楽むお客さんが本当に多かったのが印象的でした。やっぱりDJの力って偉大ですね!

「bridgeほど素敵な店はない!」とエスムラルダがショーの中でお客さんに叫ばせていましたが、あのパーティに来てくれた方たちは心の底からそう思ってたハズです。本当に素晴らしいパーティでした。!!

※この記事は、ゲイのための総合情報サイト g-lad xx(グラァド)で過去に掲載された記事を転載したものとなります。

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